
登録販売者試験ってどこから勉強を始めたらいいの?
テキストを買ってはみたけど、範囲が広すぎてどこから手を付けたらいいのか分からない…。
専門用語ばかりで難しそうだし、勉強始める前から挫折しそう…。
こんなお悩みを持つ方に向けた内容です。
- 登録販売者試験を独学で勉強するときの勉強順序
- 登録販売者試験の勉強期間と勉強時間
- 各章の勉強のコツ
- 挫折せずに登録販売者試験の勉強を続けるためのポイント
テキスト開いても専門用語だらけでチンプンカンプンだし、始める前から挫折しそうになりますよね。
でも大丈夫です!



私も知識ゼロの状態で何も分からないまま登録販売者試験の勉強をスタートして、一発合格できました。
この記事を読むと、効率よく勉強するおすすめの順序や最初にやるべきこと、挫折せずに続けるためのコツなどが分かりますよ。
正しい順序で勉強を進めればゼロからでも合格できる試験ですので、勉強方法に悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
登録販売者試験の勉強は2章からがおすすめ
「どこから勉強を始めたらいいか分からない…」という人は2章の”人体の働きと医薬品”から始めるのがおすすめです。
そして3章→5章→1or4章の順番で進めていきましょう。
なぜ最初に2章を勉強したほうがいいのかというと、2章で体の構造や薬の作用が表れる仕組みを理解することで、3章の理解度が格段にアップするからです。



それに2章では「なんか聞いたことあるような…」という言葉がちらほら出てくるので、他の章から始めるよりも挫折せずに続けられると思います。
そしてそのあとに3章で成分について勉強し、5章で禁忌やしてはいけないことを覚えることで、順を追って知識を深めることができます。
1章と4章はほとんど暗記になるため、最後に回して大丈夫です。
登録販売者試験合格までにかかった勉強時間と勉強期間
登録販売者試験の合格までにかかった時間は約260時間でした。



ちなみに登録販売者試験の合格に必要な勉強時間は200~300時間が目安となっているようです。
アプリで記録していた時間が260時間だったので、空き時間にちょこちょこ勉強していた分も含めると300時間近く勉強しているかもしれません。
そして勉強期間は約7か月でした。
1日の中で勉強に使える時間が少なかったので、試験日の7か月前から始めました。
2~3か月の勉強で合格したという猛者もいるようですが、私にはぜっっったい無理です…。笑
短期間で合格したい方は最低でも1日3~4時間以上は勉強が必要だと思います。
登録販売者試験の各章の勉強のコツ
各章の勉強のコツは次のとおりです。
- 1章:とにかく暗記、ひたすら暗記
- 2章:仕組みを理解しながら覚える
- 3章:成分をグループ化して覚えていく
- 4章:制度を理解する
- 5章:2章、3章とつなげて覚える
そして繰り返しになりますが、勉強するときは次の順番がおすすめです。
1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識



とにかく暗記、ひたすら暗記、これに尽きます!
大事な単語を思い出せるようにゴロや表などを使って効率よく暗記していきましょう。
1章は単語を覚えれば解ける問題がほとんどですので、過去問を繰り返し解いて問題パターンに慣れてください。
問題パターンに慣れてしまえば、満点に近い点数が取れるようになります。
2章:人体の働きと医薬品
2章は暗記するよりも仕組みを理解しながら学習することが大切です。



たとえば、心臓の働きは”血液を送り出すポンプ機能”と覚えるのではなく、”なぜ心拍数が上がると血圧が変化するのか”などのメカニズムを理解するような感じ。
そうすることで「これは〇〇だから〇〇になるんだ!」といったように自然と問題が解けるようになってきます。
最初は完璧に理解しなくて大丈夫なので、次のような流れで勉強してみてください。
- ザっと2章の範囲をひと通り終わらせる(理解できなくてOK)
- 過去問を解いてみる(解説読みながらでもOK,解けなくてOK)
- テキストと過去問を繰り返して、仕組みを理解していく
過去問を解くときは点数や時間は気にせず、テキストや解説を見ながらでも構いません。
どんな問題が出るのか、どういう風に問われるのかを知ることが大事です。
そのあとはひたすらテキストと過去問を繰り返して、知識を定着させていきましょう。
3章:主な医薬品とその作用
3章は次の流れで勉強するのがおすすめです。
- 同じ作用の成分ごとに勉強する
- ゴロや特徴を覚える
- 漢方薬はイラストを使ったり生薬の特徴で覚える
- 過去問を繰り返し解いて問題パターンに慣れる
まずは風邪薬なら風邪薬、鼻炎薬なら鼻炎薬といったように、同じ作用ごとにどんな成分が出てくるのかを覚えていきましょう。
登録販売者試験は4択問題なので、ゴロや特徴で「このキーワードが出てきたら〇〇だ!」といったように、4択の中から絞れるようになればOKです。
漢方薬も同じで、種類ごとに少しずつ覚えていくしかありません。
Youtubeで解説してくれている人がたくさんいますので、苦手な人は動画を観て勉強するといいですよ。



私はきくりんさんの動画にめちゃくちゃお世話になりました…!
あとは2章と同じく、過去問を繰り返し解いて問題パターンに慣れていきましょう。
たまに「なにこれ…」というような意地悪問題が出てきますが、そういった問題は余裕ができてから覚えていけば大丈夫です。
4章:薬事関係法規・制度
4章は医薬品の法律に関する章なのですが、これも半分以上は暗記です。



法律が関係しているからか、文章の言い回しが独特で難しいので苦手でした…。
テキストを読んでどんな流れなのか、どんなことを勉強するのかをザっと流していって、あとは過去問を解いていきましょう。
過去問を解くときは「結局この問題は何を聞いているのか」を読み解いていくのがおすすめです。
5章:医薬品の適正使用・安全対策
まず前提として、5章は3章と2章の勉強がひと通り終わってから勉強するようにしましょう。
5章は医薬品の副作用や”してはいけないこと”、”相談すること”などが主な範囲になるため、3章で学ぶ成分名をある程度覚えておかないと勉強が進みません。
そして、その成分でどうして副作用が起こるかというのは、2章の人体の働きと医薬品で学ぶ体の構造や仕組みが関係してきます。
5章を勉強しつつ、体の仕組みが分からなくなったら2章を、成分名や成分の作用については3章を確認しながら進めていきましょう。
ここも全部覚えるのは無理なので、ゴロや特徴を覚えていくようにしてください。
登録販売者試験の勉強をするときのポイント3つ
独学で勉強して気づいたポイントが次の〇つです。
- すべてを理解しようとしない
- 最初は解けないのが当たり前だと割り切る
- SNSや無料ブログ、勉強アプリを活用する
すべてを理解しようとしない
まず、登録販売者試験の範囲すべてを理解するのは無理です。
登録販売者試験に独学で合格するには、過去問で頻出されている箇所を効率よく勉強すること!



合格ラインを超えれば満点だろうとギリギリだろうと関係ありません。
すべてを理解しようとせず、成分名や仕組み、特徴、副作用などが思い出せるようにゴロやイラスト、図などを使って覚えていきましょう。
サブスクの動画やyoutubeなどもおすすめです。
最初は解けないのが当たり前だと割り切る
テキストがひと通り終わって「さぁ、過去問を解くぞ!」と意気込んで解き始めたのはいいものの、全然分からない。勉強したはずなのに問題の意味が分からない…。
おそらくそんな感じで不安になると思いますが、大丈夫です!



私も最初はあまりにも解けなくて、「これ本当に合格できるのかな…」と何度も絶望しました。
最後まで頑張って解いても7割以上間違えていたり…。
でもテキストと過去問を繰り返していくことで、少しずつですがだんだんと解けるようになってきます。
ここで挫折せずに、テキストを読み返したり解説を見ながら解き進めて、少しずつ問題に慣れていきましょう。
SNSや無料ブログ、アプリを活用する
SNSや無料ブログ、勉強アプリは色々試してみて、自分に合ったものを使っていきましょう!
SNSで登録販売者試験の勉強をしている人とつながることで、モチベーションの維持にもなります。
ちなみにインスタは逆にモチベーションが下がってしまって続きませんでした💦
それから勉強アプリを使うのもおすすめです。
- Study Plus:勉強時間の記録ができる
- Word Holic:暗記カードのアプリ版
Study Plusは勉強時間の管理や試験までのスケジュール管理にかなり重宝しました!
いろんな資格に対応していて、かれこれ5年近く愛用しています。
Word Holicは自分で暗記カードが作れるアプリです。
忘れがちな単語や苦手なところを登録できて、ランダムで出題したり、テスト形式で答えることもできます。
どちらも無料ですし、寝る前や移動中にも使えるのでぜひ試してみてください。
どこから勉強したらいいか分からない人は2章から始めよう
今回のまとめです。
- 登録販売者試験の勉強は2章→3章→5章→1or4章の順がおすすめ
- 登録販売者試験合格までにかかった勉強時間と期間
- 勉強時間:アプリの記録分で260時間
- 勉強期間:約7か月
- 登録販売者試験の各章の勉強のコツ
- 1章:暗記
- 2章:体の仕組みや作用を理解する
- 3章:作用ごとに成分を覚え、ゴロや特徴で成分名が出てくるようにする
- 4章:「この問題は何を聞いているのか?」を意識して解く
- 5章:2章、3章で学んだことを繋げながら覚える
登録販売者試験の勉強で大事なのは、試験の出題傾向を理解して効率よく学習を進めることです。
膨大な範囲を見て不安に感じるかと思いますが、毎日コツコツ進めれていけば、絶対に合格できます。
今回ご紹介したおすすめの勉強順序が、少しでもあなたの役に立つことを願っています。
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